表示速度を高速化!!ブログ記事に掲載する画像はリサイズや圧縮してサイズを小さくしてからアップロードしよう
何も考えずに高解像度設定で写真を撮り、何も考えずに高解像度の画像を掲載していた頃が自分にもありました。
しかし解像度って、必要以上に高くする意味がないんですよ。むしろデメリットしかないと言っても良いくらいです。
もちろん低過ぎるとそれはそれでダメなんですけども、なるべく小さめにしておいたほうが良いことがたくさんあります。
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高解像度画像のメリットとデメリット
スマートフォンやデジカメで写真を撮る際、特にマニュアルモードでは解像度を変更できることが多いですよね。解像度は最高8MP(メガピクセル)や13MPくらいが標準的ですが、高いものだと20MPや23MPを選べる機種もあります。
しかし解像度を高くすることにどんなメリットがあるのでしょうか。
高解像度のメリット
高解像度だと高画質の写真を撮ることができる?
いいえ、解像度を高くしても綺麗な写真を撮れるわけではありません。
解像度が高いと、ズームしても細かい部分を鮮明に映すことが可能です。しかしズームせずに等倍で撮影するなら、画質は低解像度の時と変わりません。高解像度=高画質ではないのです。
購入した製品のレビュー記事で細部まで見せたいというような場合は別ですが、特にアイキャッチ画像については高解像度であるメリットがないんですね。
一方でデメリットは少なくありません。
高解像度のデメリット
高解像度の画像にはこのようなデメリットがあります。
- ファイルサイズが大きくなる
- 画像を載せたページの読み込みに時間がかかるようになる
- ブログ訪問者がストレスを感じて離脱する可能性が高くなる
- サイトの表示速度が遅いとGoogleの評価が低くなる
- サーバーの保存容量を圧迫したり転送量が増加する
解像度が高いということは、画像データのファイルサイズが大きくなります。すると画像の読み込みにかかる時間が長くなるので、画像を載せたページ自体の読み込みに時間がかかるようになります。
現在はスマートフォンからWEBサイトを閲覧する人が非常に多いです。しかもここ数年で格安SIMや格安スマホといったものが普及したことにより、低速回線でアクセスしてくる人も一定数以上いるでしょう。
例えば格安SIMの低速モードで標準的な200kbpsで通信していたとすると、1秒間に読み込めるデータ量はたった25KBです。画像データが1枚3MBだったすると1枚読み込むだけで12秒、10枚読み込むとなると2分もかかります。実際は他にも文字データなどを表示しないといけないのでさらに時間を要します。
読み込みに時間がかかっていつまでも表示されないと、せっかく訪れてくれたユーザーに離脱されてしまうかもしれません。そうでなくても訪問者にストレスを与えてしまいますし、とにかくユーザーフレンドリーとは言えませんよね。さらに離脱率が高くなったり、サイトの表示速度が低速化することは、検索エンジンの評価を落とすことにも繋がりかねません。
無料ブログは保存容量の圧迫に注意
またブログサービスによっては保存できるデータ容量が限られています。画像の100枚や200枚程度で一杯になることはありませんが、数年間運営し続けてアップロードした枚数が1,000枚や2,000枚になってくるとちょっと怪しいです。
例えば主要な無料ブログサービスの保存容量はこんな感じになっています(2017年3月18日現在)。
- FC2ブログ:最大10GB
- ライブドアブログ:初期値10GB(アダルトカテゴリを除き無制限に増量)
- Seesaaブログ:最大5GB
- はてなブログ:毎月300MBまで写真のアップロードが可能
はてなブログだと1枚3MBの画像を1日平均10枚以上アップロードするとアウトになってしまいますね。
Seesaaブログの5GBも気を付けないと、長期的運営するのであれば若干危ういかもしれません。もちろん、後で紹介するような方法で画像を圧縮すればそんなに心配する必要はありませんけどね。
レンタルサーバーは転送量の上限に注意
レンタルサーバーの場合は保存容量の他にも、データ転送量に気を配る必要があります。プランごとに定められている1日の転送量の上限を超えるとペナルティーを受けたり、最悪強制解約なんてこともあり得ない話ではありません。
現に瞬発的にアクセス数が増加してレンタルサーバーから怒られたとぼやいている人を時折見かけます。因みにGARNETは昔借りていたサーバーで恒常的に上限をオーバーしていましたが結局1度も怒られることはありませんでした。
もちろん運営しているサイトの内容にもよりますが、特にレンタルサーバーの保存容量はかなり多いので一般的なブログで一杯になってしまうことは滅多にないでしょう。それよりも転送量が限界を突破してしまうほう可能性のほうが高いです。
因みに個人的な経験談ですが、転送量のオーバーに気付いてサーバーを移転しようとした際、保存容量が大き過ぎてバックアップの作成に難航しました。将来的にサーバーやブログサービスの移転を考えるのであれば、やはり保存容量はなるべく小さく抑えておくに越したことはないです。
このように画像を高解像度のまま掲載することは、デメリットをたくさん抱えているのです。
画像のファイルを小さくする3つの方法
それでは画像を適度な解像度でアップロードするためにはどうすれば良いのでしょうか。
撮影時の解像度設定を見直す
まずはスマートフォンやカメラの設定を見直して、必要以上に解像度を高く設定していないか確認してみましょう。普通に写真を撮るだけなら8MPくらいでも十分です。
ただしこれだけだと、ファイルサイズはまだまだ1MBを超えるくらい大きいはずです。
フリーソフトやWEBツール、アプリなどでリサイズ&圧縮する
画像を拡大して表示する必要がないなら、画像サイズはギリギリまで小さくして表示するのがベストです。つまりブログで本文を表示しているエリアの横幅に合わせましょう。
画像を縮小、リサイズする方法はたくさんありますが、例えばWindows PCではリサイズ超簡単!Proというフリーソフトを使っています。リサイズする方法を細かく設定できる他、圧縮する際にどの程度の品質を保って加工するかなども段階的に設定することが可能です。
Androidスマートフォンで撮影した写真をすぐに使用したい場合は、画像縮小というアプリを使っています。
他にもGoogleフォトを利用するのもオススメです。Googleフォトの無制限プランではアップロードした画像が全て自動的に圧縮されます。圧縮されると言っても画質の劣化はほとんどないと言っても良いレベルで、品質を保ったままファイルサイズを小さくすることが可能です。
さらに16MPを超える画像はそれ以下となるように、やはり自動的にリサイズされます。オリジナルの状態で画像を残したい人には不向きですが、ファイルサイズが大きい画像データを自動的にリサイズ&圧縮することができてしかもクラウドで共有することができるGoogleフォトは最高に便利です。スマートフォンで撮ってPCからブログを更新している方には強くオススメします。
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